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「髪は生きている?」って実は本当のことなんです
私たち美容師も、長年、「髪は死んでいる」…と美容学校や毛髪理論で学んできましたが、実は髪は中心の毛髄質が毛穴の中の毛母細胞、その先の毛細血管と間質液でつながっていて、肌と同じように血液から栄養が運ばれ、毛細血管から先は間質液で栄養が肌に送られるように髪にも送られているのです。一夜にして髪が白髪になったり、一本の髪で犯人を割り出す警察のDNA鑑定等も髪が細胞組織であることの証しではないでしょうか。
現代の美容は「髪は死んでいる…」という発想で動いていますので、パーマやカラー・ストレート等、傷めても取り返しが効くから平気、となっています。生体には適合性ということがあって、人体(生体)の構成要素でないものが体内に入ったり付着するとアレルギー反応を起こすのですが、化学樹脂や化学薬品だらけの現代の美容商材では、髪も身体もストレスを感じていると思います。
女性は生理のときは子宮がデリケートになるため、黄体ホルモンの影響で体や髪が油っぽくなります。このように自然と経皮からの毒物を防御するシステムが備わっているのも、髪や皮膚から血液を通して子宮とつながっていることの証明にもなるのです。
髪のキューティクルから化学薬品が吸収されたり、毛穴・皮膚から今話題の「経皮毒」ということで分子量の小さい化学薬品が吸収する…ということも本当の話です。
「髪は生きている」、細胞分裂をしている…ということから、体のことを大切にする新しい美容をバンズヘアでは考えています。できるだけ、頭皮や髪を守るセキュリティシステムが確立されている、安心・安全な美容を楽しんでいただけたらと思っています。